富山県から北海道まで、フェリーと自走どちらの費用がお得?

今年2020年の夏、愛車のドラッグスターで北海道ツーリングを計画していました。
そうです!
ライダーの聖地、北海道です!
しかし・・・
コロナのアンチクショーのせいで、ツーリングは断念せざるを得ない状況になりました。
かなり残念ではありますけど、こればかりはどうしようもない・・・
でも決して北海道ツーリングを諦めた訳じゃないので、必ずや来年は北海道ツーリングを実現する事を夢見て計画を練っています!
そして今回、僕の拠点である富山から北海道に行くには、
フェリーを使うのと青森までバイクで自走するのと、どっちがお得なのか?
ここがめちゃくちゃ気になったので、まとめていきます!
出発地は富山県ですけど隣県であれば、おおよその目安にはなるのではないかと思います。
富山県から北海道までバイクで自走した場合にかかる費用
本州からは、いくつも北海道までフェリーが出ています。
でもライダーによっては、
北海道に向かうまでもツーリング!
フェリーを使うのは甘え!
と考える人もいるかもしれませんw
まあ初心者ライダーの僕は、単純に自走した方がフェリーを使うよりお金使わないんじゃ?という素朴な疑問からです。
富山から青森までの距離
自走で掛かるお金は、主にガソリン代と高速代になると思います。
なので、まずは距離の把握からですね!
北海道は本州と海で遮られているので、自走しようが最後はフェリーを利用する事にはなります。
つまり青森港まで自走する事になる訳ですけど、富山からだと青森までの距離は約700kmになります(出発地は富山駅から)
時間にするとGoogleMAPでの計算で9時間23分。
しかも、これは順調にノンストップに行った場合の計算になるので、休憩や食事、道路の状況によってはもっと掛かります。
少なくとも自走する場合は、12時間ぐらいは見る必要がありそうです。
中々ハードっすね!
しかもこれ、青森までの時間で青森から北海道までのフェリーの時間が入ってないので、結局は1日は本州で1泊する事になりそうです。
富山から自走した場合の交通費
気になる自走した場合の交通費の計算ですけど、車種の燃費やガソリン価格によっても変動するので1つの目安としてですけど、
とりあえずガソリン価格を、1ℓ=130円で計算していきます。
そして僕のドラッグスター250は、燃費がリッター35㎞ぐらいなので、多少前後しますけど一応それで計算していきます!
これを計算すると富山県から青森県までは、ガソリン代は約2600円になります!
つまり片道3000円前後あれば、富山から青森まで走れる事になりますね。
思ったより安いっすね!
バイクは車よりも基本燃費がいいので、ガソリン代は少し抑えられている感じです。
そして次に高速代ですけど、実は富山から青森まで直通で行ける高速道路は未だ開通してないんです。
グーグルマップで確認しても、途中下道に入ってはまた高速に乗っての繰り返しになり、結構ややこしいです。
なので高速に乗れる所は全て高速を利用したとして計算した場合、高速料金は約8740円(ETC利用)になります。
高速料金も時期によって安くなったり逆に高くなったりしますけど、おおよそ1万円前後と言った所ですね。
つまり富山から青森まで自走した場合の交通費は、片道約1万2000円ぐらいになります!
車種や時期によって交通費は変わるので1つの目安としてにはなりますけど、思ったよりは安いかなという印象ですね!
津軽海峡フェリーの料金
ここまで計算して、
お!自走したら結構安いじゃん!
と思ってしまった僕はバカですw
そうです、目的地は青森ではなく北海道です!
青森から北海道に渡らなくてはなりません。
そして青森県から北海道に渡るフェリーは、青森港、大間港、八戸港の3つの港から出ています。
青森港・大間港は函館、八戸港は苫小牧か室蘭になりますね。
青森~函館間
青森港~函館料金 | 期間A | 期間B | 期間C |
大人1人 | コンフォート
3,550円
ビューシート 3,000円
スタンダード 2,460円 |
コンフォート
4,390円
ビューシート 3,700円
スタンダード 3,020円 |
コンフォート
5,020円
ビューシート 4,230円
スタンダード 3,450円 |
バイク | 750㏄未満
2,710円
750㏄以上 3,620円 |
750㏄未満
3,390円
750㏄以上 4,520円 |
750㏄未満
3,900円
750㏄以上 5,200円 |
大間~函館間
大間港~函館料金 | 期間A | 期間B | 期間C |
大人1人 | ファーストシート 2,670円
カジュアルシート 2,420円
スタンダード 2,000円 |
ファーストシート 3,300円
カジュアルシート 2,980円
スタンダード 2,810円 |
ファーストシート 3,770円
カジュアルシート 3,410円
スタンダード 2,810円 |
バイク | 750㏄未満 1,670円
750㏄以上 2,100円 |
750㏄未満 2,090円
750㏄以上 2,620円 |
750㏄未満 2,400円
750㏄以上 3,010円 |
八戸~苫小牧間(期間による料金変動なし)
八戸港~苫小牧料金 | |||
大人1人 | 2等寝台A
8,400円 |
2等寝台B
7,000円 |
2等
5,600円 |
バイク | 125㏄以下 6,000円
125㏄超過 8,000円
750㏄以上 10,000円 |
八戸~室蘭間(期間による料金変動なし)
八戸港~室蘭料金 | ||
大人1人 | 2等寝台B
6,500円 |
2等
5,200円 |
バイク | 125㏄以下 6,000円
125㏄超過 8,000円
750㏄以上 10,000円 |
北海道にツーリングに行くとしたら夏が多いと思いますけど、お盆時期は繁忙期で青森・大間のフェリーは1番高い期間Cの料金になると思います。
そして、もし富山県から自走して青森県からフェリーに乗る場合は、位置的に青森~函館になりますね。
大間、八戸は位置的にちょっと遠いです。
なので青森~函館間の津軽海峡フェリーで、期間Cの部屋は1番安いスタンダードを利用したとして3,450円。
ドラッグスターは250なので、バイク代は2,400円。
交通費にプラスして別途、5,850円のフェリー代が掛かる事になります。
しかも、これは1番安いグレードのスタンダードの部屋を取れたらの場合で、混み具合によってはもっと料金が掛かってしまう可能性もあります。
富山県から北海道にバイクで自走した場合の費用総額
大まかではありますけど、交通費・フェリー代を足すと 約17,850円 になります。
しかし距離が距離だけに、もし朝7時に出発しても青森に着くのは夜18時前後になります。
この時点で乗れる青森港からのフェリーは、19:10と22:25発の2便になります。
しかも休憩を極力減らし、高速も乗れる所は全て乗った場合です!
つまり本州を走り切ったとしても函館で宿を取る事になります。
本州の途中で1泊しようが北海道に渡ろうが、初日の宿代は掛かってくるわけですね。
格安のキャンプ場やビジネスホテルを取れれば宿泊費を浮かす事も出来ますけど、一応宿泊費は5,000円として見て総額は約22,850円!
これに食事代も加わって来るので、富山県から北海道まで自走した場合の費用総額は、
2万5千円~3万円は見といた方がいいですね。
交通費だけ見ればそこまでなんですけど、その他諸々の費用を考えると自走しても結構お金がかかってきますね(; ・`д・´)
新潟から北海道へフェリーを使う場合の費用
次にフェリーを利用した場合です。
本州から北海道までは、いくつかフェリーがありますけど、北陸からだと新潟港から出ている新日本海フェリーを使う事になります。
富山県からフェリーを使う場合は、新潟市まで自走して小樽行きのフェリーに乗る事になります。
富山県から新潟港までのガソリン代と高速料金
ここでも同じく富山駅を基準に、富山県から新潟市までかかる距離からガソリン代と高速代を割り出します!
まず距離は約255㎞になります。
新潟は隣県なのにこの距離!
長過ぎ~!
これ京都手前ぐらいまで行けますからねw
まあ富山県のどこから出発しても、距離は大体この前後になると思います。
そしてガソリン価格1ℓ=130円、ドラッグスター250の燃費リッター35kmで計算していきます!
これで計算すると、富山県から新潟市まで走ったガソリン代は、約950円になります。
車種やガソリン価格で変動しますけど、大体1,000円前後と言った所ですね!
そして高速代ですけど、これもETC利用と仮定して3,940円の料金になります。
これをプラスするとガソリン代と高速代合わせて、片道
約4,890円
になりますね!
自走した場合の約1/3の交通費という事になります。
新潟港から小樽までのフェリー代は?
ある意味1番の核心の部分ですけど、北陸ライダーの多くは新潟からフェリーで北海道に向かいます。
特に繁忙期のお盆時期のフェリー切符の予約は、正に戦争状態だと友達ライダーから聞いた事があります!
とにかく部屋が高かろうが取れたら勝ち!みたいなw
話しが逸れましたけど、新潟から小樽までフェリーを運航している新日本海フェリーの料金をまとめていきます!
新潟港~小樽間(1日1便、12:00新潟発)
船室 | ツーリストC | ツーリストA | ツーリストS |
期間A | 7,200円 | 9,500円 | 11,100円 |
期間B | 7,820円 | 10,180円 | 13,310円 |
期間C | 11,100円 | 14,510円 | 17,710円 |
バイク | 125㏄以下 | 750㏄未満 | 750㏄以上 |
期間A | 5,400円 | 7,400円 | 9,100円 |
期間B | 6,390円 | 8,700円 | 10,890円 |
期間C | 7,600円 | 10,890円 | 13,860円 |
これも繁忙期の期間Cの料金として、1番安い部屋のツーリストCとして計算します。
期間CのツーリストCの料金は、11,100円。
バイクが250㏄なので10890円になるので、合計して
21990円になります!
流石に繁忙期の価格となると、1番安い部屋で計算しても結構な料金になりますね。
でも北海道に行くとしたら夏になるので、こればかりは仕方ありません。
北海道まで新日本海フェリーを利用した場合の費用総額
フェリーを利用した場合、交通費よりフェリー料金が多数を占めますね。
これに、フェリー料金+交通費(ガソリン、高速代)をすると片道の総額は、約26,880円になります。
これは食事代が含まれていませんし、その時のガソリン価格や燃費でも変動はするので約3万円は見といた方がよさそうです!
やはり繁忙期のフェリー料金が結構いきますね。
とは言え!
新潟から小樽まではフェリーで16時間かかります。
フェリーは1便で12時発しかないので、小樽に着くのは翌日の4:30です。
そのままフェリーでゆっくり眠れて起きる頃には小樽なので、万全の状態で北海道ツーリングをスタートする事ができます!
富山県から北海道まで自走とフェリーを利用した時の費用比較まとめ
富山県から北海道まで、自走した場合と新潟からフェリーを利用した場合の料金比較ですけど、
自走した場合:約22,850円(食費含まず)
フェリーを利用した場合:約26,880円(食費含まず)
大まかな計算ではありますけど、その差は約4,000円になりますね。
思った以上に差はない印象ですねΣ(゚Д゚)
ただしフェリー料金は1番安い部屋を取れたらの計算なので、グレードによってはもっといきますしバイクの車種でも変わって来ます。
でもそれを加味しても、
おそらくフェリー代をケチって青森まで自走しても、正直大した節約にはならないと思います。
どちらの場合でも、片道約3万円は見といた方がよさそうです!
それに目的は北海道ツーリングであって、
本州で体力気力を削ってバイクも消耗してまで走るぐらいなら、フェリーを使った方が無難な気がしますね(;´∀`)
それにフェリーで1泊出来るという事はフェリー代の中には宿代も含まれているので、正直青森まで自走するより結果的にお得なのではないかと思います!
ただ繁忙期のフェリーは激戦らしいので、チケット取れなかったら自走も止む無し・・・です(`・ω・´)
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