研ぐのは簡単!?モーラナイフとオピネルを研石で切れ味を復活させる!
キャンプで使うナイフは調理だけでなくて、薪を割ったりフェザースティックを作ったりヘビーな使い方をする事もあります。
当然ずっと使って行けば切れ味が鈍くなっていくので、定期的に研ぐ必要がありますよね。
特に今はキャンプにもまだまだ行き辛い雰囲気ですし、さらに梅雨時期で尚更キャンプには行けません。
正直キャンプに行けなくてストレスが溜まりますが・・・こういう時こそ、普段酷使しているキャンプギアの手入れをしていきたいと思います!
今回は、僕がキャンプで使っている2本の定番ナイフ、モーラナイフとオピネルナイフを研ぎ石で研いでいきます!
ナイフを研ぐのに必要な研ぎ石
ナイフを研ぐのに必要な砥石、色々と種類があって迷いますね。
これは本当にしっかり研ぐ人だと、粗削り、中仕上げ、仕上げ、超仕上げ、鏡面仕上げなど、かなり時間と手間をかけてナイフを研いでいきます。
当然それだけ研ぐとなれば砥石もそれだけ用意しないといけないんですけど、僕はそこまでするつもりはないので、
こちらの砥石だけでナイフを研いでいきます!
この砥石は#1000と#4000の砥石で、
#1000で粗削りをして、#4000で仕上げという具合でやっていきます。
研ぎ石を使う準備
研ぎ石はそのままでは使えないので、少し使う準備がいります。
と言っても、水に5~10分浸けて置くだけですけどw
水に浸けると、プクプクと水泡が砥石から出てきます。
使える状態になったら水から出して、滑り止め防止とテーブルを濡らさない為にタオルを敷いて研ぎ石を乗せたら準備完了
タオルは研ぎ汁でかなり汚れるので、雑巾かそれに近いタオルがいいと思います。
ただ準備が整うまで暇なので、この間にナイフの状態をチェックしていきます!
モーラナイフとオピネルナイフの違い
研ぎ石を水に浸している間に、ナイフの状態チェックをしていくんですが、
僕の持っているモーラナイフとオピネルナイフは、
モーラナイフがカーボンスチール、オピネルナイフがステンレスの素材です。
カーボンとステンレスの違いについては、この記事でまとめていますけど、
カーボンは錆びやすいけど研ぐのはやりやすい、ステンレスは手入れは楽だけど研ぐのは少し大変になります。
そしてモーラナイフもオピネルも、かれこれ1年以上は刃を研いでない状態です!
まずはモーラナイフの状態ですけど、
モーラナイフには錆防止に黒錆加工が施してあります。
キャンプではバドニングしたりフェザースティックを作ったりするのに使うので、オピネルよりは多少なりともヘビーな使い方をしています。
ちょっとわかり辛いですけど、やっぱり少し刃こぼれしているんですね。
今回は、この刃こぼれの修復も出来ればやって行きたいと思います!
そして続いてのオピネルですけど、
こっちはキャンプでは調理用ナイフとして使っています。
モーラナイフよりはヘビーな使い方をする事はないので、刃こぼれは見当たりません
パッと見は分かりませんけど、切れ味の方は大分鈍くなっています。
オピネルナイフの方は、食材が力を入れなくてもスパスパ切れるぐらいに切れ味をアップさせたいと思います!
カーボンスチールのモーラナイフを研ぎ石で研ぐ
最初にモーラナイフから研いでいきますけど、先程も言ったようにカーボンスチールのモーラナイフには黒錆加工が施してあります。
今回は、この黒錆も根こそぎ落としていきたいと思います!
モーラナイフを研ぎ石で研ぐのは比較的簡単で、刃の角度を研ぎ石に合わせるだけで研いでいけます。
モーラナイフの刃を指で研ぎ石にしっかり押さえる感じですね。
そしてモーラナイフは両刃なので、両面研がないといけません。
片方だけ研ぎ過ぎるというのを防ぐために、片方ずつ同じ回数を研ぐようにするとやりやすいと思います。
まあ途中で数えるのを忘れてしまうんですけどねw
ちなみに研ぐと黒い水が出てきますけど、洗い流してはダメなんです。
その研ぎ汁が出る事でナイフが研げていきます。
あと研いでいる途中で少しずつ研ぎ石が乾いてくるので、横に水を置いてたまに研ぎ石に軽く水をかけながら作業していきます。
そして研ぎムラがないか確認しながら研ぎます。
黒錆加工がしてあるので、どこが研げてないか一目でわかるのが有難い!
黒錆が残っているのが、まだ研げてない部分なのでそこを重点的にやっていきます。
ちなみに黒錆加工をしてなくても、角度を変えながら刃を見るとどこが研げてないか分かると思います!
次は反対側、刃を指で触ると片面研いだ時に出る返りがあるのがわかります。
この返りもしっかりと落としていきます!
そして今回は黒錆も落とすので、刃だけでなくナイフ全体を研いでいきます。
後で新たに黒錆加工を施す為です。
一応モーラナイフの粗削りはこれで終わったので、ここから#4000に切り替えて仕上げといきます!
仕上げも両面研ぎムラがないように、仕上げていきます。
本当は、ここからさらに細かい研ぎ石を使って鏡面仕上げまでやっていけばいいんですけど、
どうせキャンプで薪割とかに使うナイフなので、これで良しとします!(めんどくさいだけw
一応これでモーラナイフを研ぐのは完了です。
カーボンは手入れは面倒でも研ぎやすいので、刃こぼれしていた刃も修復する事ができました!
ただ、このままだと錆びやすい状態なので後日、黒錆加工を施していきたいと思います。
モーラナイフに黒錆加工を施した記事です。
ステンレスのオピネルナイフを研ぎ石で研ぐ
お次はオピネルナイフを研いでいきます。
実を言うと、オピネルを研ぐのは今回が初めてです!(`・ω・´)
そりゃ切れ味悪いわ!とツッコまれそうですが、今回はしっかりと研いで切れ味アップを目指します!
ちなみにオピネルはモーラナイフと刃の形状が違うらしく
研ぐ際の角度は15度~20度、目安としては10円玉2枚強ぐらいの角度になります。
逆向きでも研ぎます。
角度に気を付けながら、親指でしっかりとナイフを押さえて引く時ではなく前に出す時に力を入れます
でも、これが思ったより難しくてですね
途中から研ぐ回数を数え忘れるは、研ぎムラは激しいはで・・・
しかも研ぎにくいステンレスという事もあり、モーラナイフよりもちょっと手こずりました。
またオピネルはゆる~いカーブを描いているので、それに合わせて研ぐのも慣れが要りますね。
ステンレスは手入れは楽なんですが、いざ研ぐとなるとカーボンより少し大変ですね
ただモーラナイフのように全体を研ぐ必要はないので、刃が研げたら仕上げに入ります。
仕上げは粗削り以上に研げているのか分かり辛いですが、何とか完了です!
一応仕上げの時に、オピネルナイフにあった曇りや汚れなどを落としておきました。
結局は全体を研いだ形になりましたねw
研いだナイフの切れ味を簡単に確認できる食材!
さて、素人ながら何とかナイフ2本を研ぎ終わりました。
ただ研いだら気になりますよね
ナイフの切れ味!
この切れ味の確認をしたくなります。
それでナイフの切れ味を確認する方法を色々調べてみたんですけど、
指の腹や爪に刃を当てて確認するやり方や、割り箸を使うやり方などがあったんですけど・・・
実際指の腹や爪に充ててやってみましたけど、どうにもよく分からずw
切れ味よくなった・・・のかな?
みたいな感じになり、もっと簡単に切れ味を確認するやり方がいいなと思った訳です。
それで1番手っ取り早いのが、何かを切るのが1番分かりやすいので食材を切る事にしました。
と言っても食材によっても、切りやすい切り難いがあるので、
そこでナイフの切れ味を確認する時に適した食材を調べたら、誰でも簡単に分かる食材がトマトを切る事なんだそうで!
確かにトマトは切れ味が悪い包丁で切ると、実が潰れて中の果肉がぐちゃぐちゃになってしまいます。
そこでトマトを買って来たんですけど、ミニトマトしか売っておらず
仕方ないので、とりあえず今回はミニトマトで切れ味の確認をする事にしましたw
使うのはオピネルナイフです
いざ切ってみると
全然力を入れずに1回押しただけで、スパッと切れました!
切った断面も非常に綺麗です。
今度はミニトマトを横にして切ります。
むしろ、こっちが重要ですねw
こっちも難なく切る事ができました!
ミニトマトではありますけど、実が潰れる事もなく結構な切れ味になりました。
そして、おまけにカルパスも切る事にしましたw
こっちは固いので1回押したぐらいでは切れませんでしたが、それでも力を入れなくても余裕で切る事ができました。
断面も綺麗です
ビールで乾杯ですw
本当は普通のトマトがいいんだと思いますけど、オピネルは切れ味が抜群に上がったのは確認できましたね。
そしてモーラナイフは黒錆加工がまだなので、今回は水で汚れを落としてからキッチンペーパーで拭いて乾燥させて終わりです。
黒錆加工を終えてから、改めてモーラナイフの切れ味を確認したいと思います!
ナイフの研ぎ方まとめ
僕もそこまでナイフを研ぐ事に慣れてないので、イマイチ不安な中の研ぎ作業でしたけど、
やってみると思ったより上手く出来たと思います。
ただステンレスのナイフはカーボンよりも、研いでもわかり難いので、ちょっと一苦労しますけどねw
そしてキャンプに中々行けない今だからこそ、キャンプギアのメンテナンスをする時間にしてもいいのかなと思います。
特にナイフはキャンプではよく使うギアの1つだと思うので、定期的なメンテナンスをしてあげるのも大事ですね!
ナイフのカーボンとステンレスを比較!結局使いやすいのはどっち?
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