ソロキャンプ初心者が初めてタープを選ぶ時のポイントとおすすめ5選!
キャンプ場で屋根やリビング空間を作り出す時に使うタープ。
でもソロキャンプ用のタープ、どんなタープを購入したらいいか迷いますよね。
初めてのタープ選びで失敗しないためのポイントを紹介していきます!
ソロキャンプにタープは必要?
そもそもソロキャンプのタープの必要性ですが、ソロキャンプの場合はその時の状況次第だと思います。
というよりソロキャンプは1人なので、張るか張らないかもキャンプ場に着いてから決めてもいいぐらいです。
晴れていれば張らなくてもいいし、天気が微妙な時はタープを張った方がいいです。
晴れていても日差しが強い夏場では、張った方がいいですね。
ずっと太陽拳を受け続けるのは、かなりの苦行になります。
そしてソロキャンプでのタープのメリットは、
・自分だけのプライベート空間が出来る
・タープ泊が出来る(テントが不要)
・ソロ用テントならタープの下で設営出来る
そしてデメリットの方は、ソロキャンプは基本的に軽量にしたいので荷物を減らしたいです。
・タープとテントを持って行くと何気に嵩張る
・設営と撤収がめんどくさい
個人的に感じているメリット、デメリットはこれぐらいかなと思います。
因みに僕は、ソロキャンプでも結構タープを張るタイプです。
理由は夜露で濡れるのが嫌なのと、木の下などの日陰は虫が降って来そうで怖いからです!
後めんどくさい時は、タープ泊にして設営や撤収を簡単にする事もあります。
初めてのタープ選びで見るべきポイント
テントと違いタープはキャンプを始めるまでは、あまり聞き馴染みがありませんよね。
僕もキャンプに興味を持つまで、タープという名前さえ知りませんでした。
キャンプにおけるタープは、屋根やリビングスペースを作るためのキャンプギアです。
色々な場面で活躍してくれるので、やはりタープがあった方が快適なキャンプを楽しめるのは事実。
でも悩みますよね、どんなタープを選んだらいいか・・・。
そこで僕が初めてタープを買う時に、何を基準にして選んだか紹介していきます!
① 設営と撤収が簡単
最初は初めてだらけなので、上手くキャンプができるか不安になると思います。
キャンプ初心者の人が、まず1番に心配になるのが設営できるかどうかではないでしょうか。
なので僕が初心者の頃に最も重要視したのが、設営と撤収が簡単かどうかでした。
その他にもキャンプギアは軽量や持ち運び、自分のスタイルなどでもギアを選びますけど、最初の頃はそれらは度外視。
僕が1番最初に購入したのは、設営が簡単なワンタッチ式のタープでした。
すでに組み上がっている物を広げるだけなので、キャンプ知識がなくても設営する事ができます。
今ではまず選ばないギアですけど初心者の頃は、とにかくキャンプ出来なければ意味がないと思ったからです。
特にキャンプスタイルは後から確立されていくものなので、初心者の時はスタイルを気にする必要もありません。
② 軽量で持ち運びがしやすい
次に重視したいのが持ち運びのしやすさです。
そして持ち運びのしやすさは重さにも関わります。
やっぱり何度もキャンプをするとなると、重いギアを持ち運ぶのはたとえ車であっても億劫になってきます。
その辺、僕はワンタッチ式のタープは設営は簡単でも、重たくて大き過ぎるのが失敗でした。
後から持ち運びのしやすい、軽量でコンパクトなタープを探すようになります。
設営が簡単なタープをピックアップしたら、軽量でコンパクトな部分にも注目してみてください。
③ タープの性能
キャンプギアは軽量でコンパクトな物が使いやすいのは間違いなですけど、タープの性能も重要な要素になってきます。
個人的にはテントと同じように、タープは性能が低いものは使わない方がいいとも思っています。
最近では100均でもキャンプギアを取り扱う事も多くなりました。
僕も100均のギアは使いますけど、それはシェラカップや小物入れなどのキャンプの安全には、あまり関係のないギアばかりなんです。
決して100均や安価なギアを否定するつもりはないんですけど、ただタープは安全面において重要な役割を果たすギアです。
デイキャンプなどの日帰りでBBQの日差し避けみたいな短時間な使い方であればいいんですけど、1泊以上するキャンプで長時間使用するとなると強度や耐水性が必要になります。
キャンプ場は場所によっては天候も変わりやすく、急な風が吹いてくる事もあります。
そうなった時に強風や雨に耐え切れず、タープが破れてしまったり水漏れを引き起こしてしまう可能性があるんですね。
僕も以前、タープではないんですけど、安価なテントが数回の使用でキャンプ中に壊れてしまった事がります。
基本的にキャンプギアは、性能=金額に比例していくので、タープを選ぶ際は持ち運びやコンパクトさに加えて性能も見てくださいね。
基本的に、タープの耐水圧は最低1500mmあれば十分雨に耐えてくれます。
④ タープの素材
偏にタープと言っても様々な素材と形のタープがります。
最終的には好みのタープでいいんですけど、形によっては初心者の人には使い辛いものもあるので注意が必要です。
テントやタープに使われる素材は主に3つ。
ポリエステル:耐水性、軽量さは優秀。ただ遮光性は少し低く、火に弱いので火の粉1つで簡単に穴が開く。
コットン:遮光性があり、難燃性で火の粉に強い。欠点は重たくて運ぶのが大変で、耐水でも水を弾かないので水を吸うとさらに重さが増す。
ポリコットン:ポリエステルとコットンの良いとこ取りした素材。全ての面で優秀ではあるけど、逆に言えば全てが中途半端になる可能性も。
素材で選ぶとしたら、僕はポリエステルのタープが使いやすいと思っています。
実際に僕がDDタープというタープを使っていますが、ポリエステル素材でできています。
DDタープの下で焚き火をする事が出来るか?張り方や注意すべき事は!
実は1度だけDDタープ下での焚き火に挑戦した事がありますが、焚き火をすることを考えたらコットンやポリコットンの方がいいのですが、それでもタープ下で焚き火をすることはメーカーは推奨していません。
当時は細心の注意を払いながらやっていましたけど、ぶっちゃけ気が気じゃなくてずっと落ち着かないし、安全を考えたら今となっては僕はタープ下で焚き火はやらないです。
難燃性といわれるタープも燃えにくいだけで、火に直接当たれば普通に燃えます。
だったら軽量で持ち運びもしやすく、耐水圧も高いポリエステル素材のタープが最初は使いやすいです。
⑤ タープの形状
タープの形状は、張りやすさと張った後のキャンプに影響してきます。
形状は大きく分けて、次の4つに分類されます。
ヘキサタープ
タープの形が六角形(ヘキサゴン)から、そう呼ばれているタープです。
中には五角形のものもヘキサタープとして扱われます。
キャンプでは1番オーソドックスで、基本ポール2本で設営できて使いやすいタープになります。
ウィングタープ
別名ひし形タープとも呼ばれます。
ヘキサタープ同様、ポール2本で設営できて持ち運びもしやすい反面、布面積が小さくて雨に弱かったりします。
サイズにも寄りますけど、バイクや徒歩など少しでも軽量でコンパクトにしたい人向けのタープになります。
レクタタープ
四角形のタープで正方形または長方形の形をしたタープです。正方形はスクエアタープとも呼ばれます。
布面積が広く、張り方のバリエーションが多いのが特徴です。
ただしソロには大き過ぎたり、張り方にも寄りますが少し難易度が上がるので、どちらかといえば中級者から上級者向けで、あまり初心者の人向けではありません。
スクリーンタープ
布の中にポールを差し込んで、テントのように組み立てるタイプのタープです。
形状からタープとテントの中間のようなギアになります。
そのため天気の悪い日でもキャンプがしやすく、完全に囲まれた状態でキャンプができるので虫に悩まされる事もありません。
ただしアウトドア感が薄れるのと、設営は慣れれば簡単に出来るようになりますが、部品が多いため総重量が重くなりソロキャンプには向きません。
焚き火もできないのも、大きなデメリットになります。
迷ったらヘキサタープ!
僕はあまり初心者向けというのは好きではないのですけど、敢えて言うのであればヘキサタープが全ての面において使いやすく、ソロキャンプ初心者の人でも失敗しにくいタープです。
もちろん、どのタープでも最初は設営に戸惑うとは思いますけど、ヘキサタープは1度設営の仕方を分かってしまえば2度目はすぐに設営できるようになるはずです。
友達のキャンパーでもヘキサタープを使っている人がいて、僕がまだタープを張っている横であっさりとタープを張り終えていましたw
布面積もそれなりに確保できるので、急な雨や日差し避けにもなって、快適にキャンプもしやすいです。
ちなみに僕はDDタープという形状はレクタタープ、厳密にはスクエアタープに分類されるタープなんですけど、やはり設営には少し時間がかかります。
DDタープを使った時のキャンプです。
雨の日の冬ソロキャンプをDDタープで快適に!タープ内にテントもインストール!
1度設営してしまえば布面積も広く、快適にキャンプできるタープなんですけどね。
それに張り方のバリエーションが豊富で、その時の気分で色んな張り方を考えるのが楽しいタープでもあります!
他にも開いて終わりのワンタッチ式のタープもありますが。
非常に重たくて、ソロキャンプ向きではありません。
因みの僕は、初めて買ったタープが実はワンタッチタープなんです。
ワンタッチタープは本当にダサい!?ソロキャンプでの使い勝手は?
個人的には嫌いではありませんけど、車じゃないとまず持ち運べないですし、慣れないと骨組みを開いたり閉じたりするときに手を挟んで怪我をする可能性があるのがデメリットです。
⑥ アフターサービスの有無
タープはキャンプギアの中でもハード使いが多いギアです。
状況によっては雨風にも晒されますし、晴れていれば長時間紫外線に晒されます。
場合によっては破れてしまったり、穴が開いてしまう事もあります。
そうなった時に、メーカーの保証があるかどうかもタープを選ぶ際のポイントになります。
僕も以前、使っているタープに穴が開いてしまったんですけど、メーカー保証で定価の半額の値段で新しい物に交換してもらえました。
少しでも安くギアを揃えたい気持ちは誰もが思うところですけど、どこのメーカーか分からないようなギアはアフターサービスがあるかも怪しいので、その点も注意してタープ選びをしてくださいね。
キャンプ未経験でも簡単に張れて使いやすいタープ5選!
キャンプギアは、中々おすすめというのは難しいのですが、その中でも厳選した物を紹介していきます。
テンマクデザイン ムササビウイング
テンマクデザインは、WILD-1のキャンプギアメーカーで、数々のタープやテントを手掛ける有名なメーカーです。
その中でもムササビウィングは、ソロキャンパーからの人気も高いタープになります。
・素材:ポリコットン(ポリエステル65%、コットン35%)
・サイズ:縦390×幅380/後幅240(cm)
・収納サイズ:Φ15×36(cm)
・重さ:約1.9kg
ムササビウィングという名前からも分かる通り、開いたらムササビのような形のヘキサタープです。
焚き火バージョンでポリコットン素材で出来ていて近くで焚火もしやすく、撥水加工されているので雨の日でも問題ありません。
ソロキャンプであれば十分な広さを確保できて、これ1枚あればテント泊もタープ泊もできてしまいます。
重さに関してはタープだけで約1.9kgと多少重たいところはありますけど、バッグに入れて持ち運べない重さではないです。
アフターサービスに関してはテンマクデザインから販売されているタープなので、万が一破れたり穴が開いたなどのトラブルがあっても、お金は掛かりますけど補償があるのも安心して使えるタープですね。
デメリットとしては専用のポールが付属していないので、別で買わなければいけません。
ポールは何でも良いんですけど、伸縮タイプの方が細かく長さを調整できるんですけど、締め方が甘いと下がって倒れてしまう可能性があるので。
こっちの嵌め込みタイプの方が安心して使えます。エリッゼは村の鍛冶屋というメーカーのブランドで、テントやタープを固定する為に必要なペグを作っているメーカーでもあるのでポールの強度も安心して使えます。
スノーピーク ペンタシールド
スノーピークは言わずと知れた有名キャンプメーカーですが、ペンタシールドはソロキャンプ向けに販売されているタープです。
・素材:ポリエステル
・サイズ:縦320×幅400(cm)
・収納サイズ:Φ32×9×20(cm)
・重さ:790g(本体のみ)
一見ヘキサタープに見えますけど、五角形の形をしているのでペンタシールドという名前になっています。
タープの幅が広く、キャンプスペースを広く取れるのも勿論ですけど、タープ下に荷物の搬入するスペースも確保しやすいです。
ポリエステル素材なので近くで焚き火は出来ませんけど、その分重さが軽く収納時はコンパクトになるので持ち運びの負担も軽減されます。
こちらもポールは別売ですけど、専用のタープポールが販売されているのでセットでの購入も可能になっています。
そしてスノーピークのギアは全てに永久保証が付いているのが非常に有難いところ。
ペンタシールドも万が一があっても安心して使えるたーぷになります。
DOD(ディーオーディー) いつかのタープ
ユニークなネーミングの多いDODのタープです。いつかのタープというネーミングがまた面白いですよね。
・素材:ポリエステル
・サイズ:縦420×幅410×高さ230(cm)
・収納サイズ:Φ14×14×67(cm)
・重さ:約5.4kg(総重量)
DODのいつかのタープは、1人~2人用の大きさのヘキサタープになります。
そのためソロキャンプであれば、十分過ぎるスペースを確保してキャンプを楽しめます。
嬉しいのはポールやガイロープ、ペグなどが一式全て揃っているので、いつかのタープ1つを購入すればすぐにキャンプで使用可能なんです。
総重量が約5.4kgなのはそのためです。
DODはキャンパーのお財布に優しいギアが多く、こちらのいつかのタープは約1万円と他のキャンプメーカーのタープに比べて安価に設定されています。
さらにタープの色がカーキ、タン、ブラックと3種類用意されているので、好みに合わせて購入できるのも有難いですね。
Soomloomヘキサタープ
Soomloomは中華メーカーで、ミリタリー系を始め数多くのギアを販売していて、他のキャンプメーカーよりも比較的安価なギアが多いのが特徴です。
・素材:ポリコットン(コットン35%、ポリエステル65%)
・サイズ:縦420×幅410(cm)
・収納サイズ:約36x16(cm)
・重さ:約3.8kg
サイズはDODのいつかのタープと同じですけど、ポリコットン素材なので火の粉に強く、こちらの方が焚き火がしやすいです。
ポリコットン素材は少し値段が高くなるんですが、さすがコスパの良いSoomloomと言ったところでしょうか。
約1万前後とポリコットン素材のタープとしては、コスパは良いタープとなっています。
ただ、どうしてもコットンは重くなるのがデメリットで、タープ本体は少し重量があり設営や持ち運びは大変にはなります。
ロープとペグは付属していますけど、ポールは別売りなのも注意しないといけません。
unigear (ユニジア)防水タープ ヘキサ
unigear(ユニジア)も、非常にコスパのいいタープを販売しているアウトドアメーカーになります。
・素材:ポリエステル
・サイズ:縦350×幅290(cm)
・収納サイズ:不明
・重さ:約1kg
非常にコスパの良いタープなのですが、使っているキャンパーからの評判はいいです。
耐水性能も、メーカー発表では耐水圧3000mmと十分なスペックを誇っています。
色もブラウンとアーム―グリーンの2種類から選べて、サイズももう一回り大きい物が用意されています。
ポールは別売ですけどロープやペグなどの付属品も一通り揃っています。
ただメーカーの公式サイトがイマイチ分からないのでアフターサービスに不安があり、初めてのキャンプでのお試しのようや使い方やメインではなくサブタープのような使い方としていいかもしれません。
初めてのソロキャンプでタープを選ぶポイントまとめ
キャンプギアは一長一短、キャンパーの好みも十人十色です。
途中でキャンプスタイルが変わったり、使っている内に違う欲が出てきて他のタープが欲しくなったりと、これさえ買っておけば間違いないギアは本当に難しいです。
最終的には自分が、欲しい!と思ったギアが正解のギアなので、是非自分の好みやスタイルに合いそうなタープを見つけてみてください!
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